長きにわたって実施してきた海外研修（ホームステイ）。2000年以降は、オーストラリアのケアンズでホームステイを行ってきました。今年は８人の高校生・大学生が参加し、８月１日から１６日間オーストラリア・ケアンズでの生活を体験してきました。

 

　当学院のホームステイの特長は、生徒が一人ずつ違った家庭にお世話になるところです。二人の生徒が同じ家庭のお世話にはならないので、せっかく外国に来ているのに日本語しか話さない、という環境にはなりません。ホストファミリーも、現地の担当者の厳しいチェックによって選ばれているので、どこも素晴らしい家庭です。

 

　ホームステイ期間中に行うことは、主に３つです。

 

　まず１つめは、平日に現地の公立の小学校に通い、現地の小学生といっしょに授業を受けます。通常授業の他に、オーストラリアの文化を学べる授業もあります。小学校の授業ですから、授業の内容は日本人の高校生・大学生にとってはそれほど難しくはありません。ですが、当然授業はすべて英語で行われます。そして、ただ授業を受けるだけではありません。日本語の授業では、逆に日本語や日本文化をオーストラリアの生徒たちに教えたり、紹介したりします。

 

　２つめは、週に１～２回ほど市内見学や観光の機会を作ります。今回は市内見学の他、乗馬を行い、キュランダやグレートバリアリーフを訪れました。日本とはまるで違う環境に、生徒たちは圧倒されるばかりでした。

 

　３つめは、ホストファミリーと過ごす時間です。朝晩の食事時はもちろん、機会があるごとに英語でコミニュケーションをとります。特に週末は平日と違い、ホストファミリーのみと過ごします。今回も生徒はそれぞれ、釣りに行ったり、泳ぎに行ったり、観光スポットに出かけたり、ホストファミリーと思い思いの時間を過ごしました。